いまだ
コシからのデータは届いていません。残念ながら、数多くの障壁のいくつか(
1月2日のブログ参照)の理由で、私達は彼から最後に位置情報を受信した場所へ向かうための飛行機が手配できるまで辛抱強く待たなくてはなりません。
レツァツィはアンゴラ南部にあるルイアナ部分保護区に留まっています。 レツァツィは一度も、戻ってナミビアのカプリヴィ地方へ入ることも、近くにあるクワンド川へ行くこともしていません。彼女はまる1か月間を保護区の狭い一画で過ごし、季節的にできる水溜りで喉を潤し、保護地の植物が豊かに生える環境を満喫しています。この地域に埋まっている地雷を除いて、ここは今のところ心配のない安全な場所のようです。
最近になって驚きのデータが
ムマカーマから送られてきています。かなり長いこと彼女はマバベくぼ地の狭い一画に留まっていたようでした。しかしこの1か月、彼女は群れを率いてくぼ地の周囲を日に最高で50kmも移動しています。この月の彼女達の行動域は桁外れの4,374 kmに達しました!
まず群れは南東へ向かい、まる1週間、水をたっぷりと湛えたいくつかの水溜りの一帯で過ごしました。その後、南部の水牛の移動防止柵に突き当たるまで南へと向かい、西に方向転換して、まる2日間柵沿いに78kmの距離を移動しました。
水牛の移動防止柵はオカバンゴ沼沢地沿いに南北に延びています。南側の柵は1982年に、家畜と野生動物の間で病気が広がるのを防ぐ目的で敷設されました。柵は特に、口蹄疫を伝染させるとして知られるバッファローを沼沢地の内側に留めておき、沼沢地の外側の家畜から隔離する役割を果たすのです。
最終的に、沼沢地を越えると、ムマカーマと群れは方向転換をして北へと70km歩き、現在彼女達が歩んでいる南部のモレミ禁猟区へとやってきました。これで沼沢地の近くに舞い戻ったことになります。現在に至るまで、彼女達は野生動植物管理地区として知られる場所を歩き回っていました。これらの地区は狩猟許可が下りている地区なので、狩猟が行われる時期は避けて通っています。しかし今は狩猟の時期ではなく、一帯には植物が茂り、ゾウにとっては食料の宝庫です。
さて、今月のムマカーマの行動の軌跡を振り返ると、彼女が明らかにくぼ地の中心を避けて大きな堂々巡りを行っています。この行動には一体どういった理由があるのでしょう? マイクと私は同じような妥当な結論を出しました。雨季の間、ほとんど雨が降らず、水溜りが干上がって、深くぬかるんだ大きな泥の池になることがあります。くぼ地の中心はそのような状態になりやすく、くぼ地を横断することは不可能になります。泥んこになるのが大好きなゾウにとっては問題ではありませんが、小さなゾウにとっては、深く重たい泥は致命的になりかねません。幼い子ゾウは泥にはまり、群れが必死で引き揚げようと試みるにもかかわらず、子ゾウを助け出す術がない場合もあるのです。ムマカーマは洞察力に富んだ群れの女家長。、私たちの目論見どおり彼女が群れを率いているならば、どのような場所を避けるべきかわかっているに違いありません。
手順が整い次第、上空を飛んで事実を確かめます!
次回の更新をお見逃しなく!- ケリーと彼女の国境を持たないゾウのチームについて、またアフリカ南部でゾウの追跡を行うことの重要性について詳しくご覧ください。
- 衛星追跡用の首輪を装着したゾウたちの行動の軌跡を私たちのインタラクティブな追跡マップを使ってご覧ください。