クイックガイド

セイカーハヤブサ

Ben Hoare

この大きくて力強いハヤブサは、大草原地帯の生息地損失と、タカ狩りに利用するための違法鳥類取引によって絶滅の脅威にさらされています。ヨーロッパおよび中央アジアでは最も急激に減少している猛禽類のひとつです。

概要
東ヨーロッパでセイカーハヤブサの本拠地だった乾燥した草原地帯は、そこに適した作物の栽培のために耕されてしまいました。農業による生息地の損失は、中央アジアにおいても問題になっています。セイカーは時には農薬に侵されたげっ歯動物を食べて毒に侵されたり、巣にいるときに牧羊夫や農夫に迫害されます。

他の脅威
しかしながら、それ以上にこの種にとって極めて恐ろしい脅威は、若いセイカーの国際取引です。若いセイカーはタカ匠が訓練しやすいことから非常に人気があります。毎年シリアだけで、何百羽も捕らえられていると推測されています。

慈善団体の保護活動
王立鳥類保護協会(RSPB)および協会の姉妹組織であるブルガリア鳥類保護協会(BSPB)が、共にブルガリアの大草原地帯で絶滅危惧種とされるこの猛禽の救済に取り組んでいます。セイカーは彼らの共同プロジェクトにとって「最重要種」のひとつです。

このふたつの組織は、フルがリアに残っている数少ない貴重なセイカーの巣を守るために、巣の保護計画を開始しました。加えて、ブルガリアの国営電力会社が鉄塔にハヤブサ用人口巣箱の取り付けに協力してくれています。目標は、人間からの妨害を受けない場所に数百個の巣箱を取り付けることです。

BSPBの詳細
その一方、BSPBはこの見事な猛禽が直面している脅威について国民意識を高める活動を開始しました。 またBSPBは、セイカーの違法取引に対処し、ヨーロッパで最も蔑ろにされている生息地のひとつでもあるブルガリアの野生動物に富んだ草原地帯の法的保護獲得のため、積極的にブルガリア政府や他の政府機関と活動しています。

自然を救おう
ご寄付をBBCワイルドライフ基金にお寄せください。当基金は、BSPBが重要な活動を継続できるよう支援しています。


マメ知識

  • セイカーハヤブサは自分たちの巣を作らず、ノスリやカラスの古巣を利用します。
  • 獲物をめがけて急降下する際は、そのスピードが最高で時速200マイルにも達します。
  • セイカーは自分たちよりも大きな獲物を狙うことがあり、アオサギでさえ殺すことで知られています。
  • 毎年、6千羽以上の野生のセイカーが捕獲され、中東で売られています。
  • 中には非常に淡い羽色のセイカーもいて、飛んでいると、ほぼ真っ白に見えることがあります。裕福なタカ匠は、惜しみなくこれらの魅力的な鳥に多額の料金を支払います。
  • セイカーはイギリス諸島では自然発生しないと考えられています。 イギリスやアイルランドで目撃されたセイカーハヤブサは、ほぼ確実に飼育されていた鳥が逃げたか、飼い主が意図的に逃がしたかのどちらかです。
     


 

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